木製の部分が傷んだ状態でも使用には問題ありませんが、傷んだ状態で使い続けることで木製の部分が腐ったり、歪みができたり、外観の美しさが失われたりします。
長く使い続ける物ですので定期的に傷んだ部分の修理、メンテナンスをおすすめします。上州神輿では細かい部分でも丁寧に作り上げます。
金具は使用しているうちに酸化し、劣化していく物です。また保管しているだけでも劣化は進みます。華やかさが失われては山車の魅力が損なわれてしまいます。
車輪の焼き締め(焼き嵌め)
車輪は山車を引く為の"要"です。
その要の車輪が万全で無いと山車は引けません。長い間重い山車を引き続けた結果車輪の外周が磨り減り歪みが生じ、ひびが入り、欠損などの不具合が生じてきます。
当組合では車輪には格別のこだわりを持って向き合います。木製の車輪に高炉で焼いた鉄輪を嵌め込み瞬時に冷却します。それにより車輪と鉄輪が一体となり強固な車輪となって生まれ変わります。その車輪を取りつけることで山車の寿命を伸ばすことが出来ます。
車軸(シャフト)ヒビ、歪み、曲がり、磨り減り、瘠せ、車軸のガタなどの際は早めの点検・修理をお勧めします。お祭りで多くの人たちを乗せて長く巡航する山車は安全が第一です。舵やブレーキなどの点検・修理・制作も承っています。
お気軽にお問い合わせください。